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英語が話せる人は、難しい文法を使っているわけじゃない

「もっと英語が話せるようになるには、難しい文法を覚えないといけない」

そう思っている人は、意外と多いかもしれません。

でも、実際にアメリカで日常会話を聞いていると、よく使われている英語は驚くほどシンプルです。

I’m good.
Sounds good.
I’m not sure.
It depends.
What do you mean?
I’ll let you know.

どれも、中学校で習うような単語ばかりですよね。

では、英語が自然に話せる人と、なかなか言葉が出てこない人では、何が違うのでしょうか。

僕は、その違いのひとつは、**「知っている文法の量」ではなく、「シンプルな英語をどれだけ自由に使えるか」**だと思っています。


知っているのに、使えていない英語

たとえば、

I have to ~

という文法。

意味を知らない中級者は、ほとんどいないでしょう。

でも、日常生活の中で、

I have to go.
I have to get up early tomorrow.
I have to finish this today.
I have to pick up my kids.

こうした文章が、とっさに口から出てくるでしょうか?

「have to の意味を説明できます」

と、

「必要な瞬間に have to が出てきます」

は、まったく別の力です。

英会話では、後者がとても重要です。


ネイティブの日常会話は、意外とシンプル

英語が上手な人の話を聞いて、

「自分もあんな難しい英語を話せるようになりたい」

と思うことがあります。

でも、実際の会話をよく聞いてみると、難しい構文を次々に使っているわけではありません。

たとえば友達との会話なら、

Do you want to go?

What time should we meet?

I don’t think I can make it.

How about Saturday?

That works for me.

これだけでも、予定について十分に会話できます。

一つひとつを見ると簡単ですよね。

でも、この簡単な英語を考えずに組み合わせて使えることが、会話では強いんです。


「もっと難しく言おう」としない

中級者になると、簡単な英語を使うことに少し抵抗を感じる人もいます。

「もっとレベルの高い単語を使ったほうがいいかな」

「こんな簡単な文章でいいのかな」

と考えてしまう。

でも、会話の目的は自分の英語力を証明することではありません。

相手に伝わることです。

たとえば、

「その日は別の予定が入っているので、参加することが難しいです」

と言いたいとき。

頭の中で完璧な英文を作ろうとして止まってしまうくらいなら、

Sorry, I can’t make it. I already have plans.

でいい。

短いですよね。

でも、とても自然です。


中級者こそ「簡単な英語」に戻ってみる

ここが、中級者にぜひやってみてほしいことです。

新しい文法を覚える前に、

すでに知っている英語を、本当に使えるか?

を確認してみてください。

たとえば、

I think ~
I don’t think ~
I want to ~
I have to ~
I’m going to ~
Do you want to ~?
Have you ever ~?
It depends on ~

どれも難しくありません。

でも、このレベルの表現を自由に使えるだけでも、かなりいろいろなことが話せます。

そして、そこに少しずつ新しい表現を足していけばいいんです。


英語力は「難しさ」ではなく「自由度」

僕は、英語が上達するということを、

「難しい英語が使えるようになること」

だけだとは考えていません。

むしろ、

自分がすでに持っている英語を、必要なときに自由に取り出せるようになること。

こちらのほうが、英会話ではずっと大切です。

知っている単語なのに出てこない。
習った文法なのに会話では使えない。

だったら、次に必要なのは新しい知識ではなく、今持っている英語を使う練習かもしれません。

難しい英語をひとつ覚えるより、

今日知っている英語をひとつ、実際の会話で使ってみる。

その積み重ねが、

「英語を知っている」から「英語を話せる」へ

変わっていく一歩だと思います。

NOBU

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