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英語を勉強していると、あるところまでは順調に伸びたのに、突然、
「最近、あまり伸びている感じがしない」
という時期がやってきます。
単語もそれなりに知っている。
文法も一通り勉強した。
簡単な会話ならできる。
でも、ネイティブ同士の会話になると聞き取れない。
言いたいことはあるのに、とっさに英語が出てこない。
実はこれ、中級者の方から本当によく聞く悩みです。
そして20年以上英語を教えてきて思うのは、中級者には、中級者なりの「伸びない理由」があるということ。
今日は、その中でも特に大きい3つについて書いてみます。
中級くらいになると、すでにかなりの英語を知っています。
たとえば、
Would you like ~?
I’m supposed to ~.
It depends on ~.
見れば意味はわかりますよね。
でも、
「じゃあ、今日この表現を会話で使いましたか?」
と聞くと、意外と使っていない。
ここが大きなポイントです。
中級から先は、「知らない → 知っている」だけではなく、「知っている → 使える」に変えていくことがものすごく大切になります。
新しい表現を10個覚えるより、すでに知っている表現を3個、今日の会話で使ってみる。
そのほうが英会話力は大きく変わることがあります。
これも真面目に勉強してきた人ほどハマりやすいところです。
話す前に、
「この文法で合ってるかな?」
「もっといい単語があったような……」
と考えてしまう。
そして考えているうちに、会話は次へ進んでしまいます。
実際の英会話では、いつも完璧な英文を作る必要はありません。
むしろ大切なのは、今持っている英語で、まず相手に届けること。
僕自身、アメリカで生活していて改めて感じますが、会話が上手な人は必ずしも難しい英語を使っているわけではありません。
短くても、シンプルでも、ちゃんと反応する。
質問する。
自分の考えを伝える。
この力がとても大きいんです。
単語帳を見る。
YouTubeを見る。
英文を読む。
もちろん、どれも大切です。
でも、スポーツと同じで、実際に使わないとなかなかできるようにはなりません。
英語を聞いたら、自分でも声に出してみる。
新しく覚えた表現を使って、自分のことを話してみる。
短くてもいいから、英語で日記を書いてみる。
つまり、
INPUT → OUTPUT
までをひとつのセットにする。
中級者になればなるほど、この「使う」というプロセスが重要になってきます。
中級になると、
「もっと単語を覚えなきゃ」
「もっと文法を勉強しなきゃ」
と思いがちです。
もちろん、それも必要です。
でも、それだけでは越えられない壁があります。
知っている英語を、実際に使う。
完璧じゃなくても、まず伝える。
そして、使った英語をもう一度振り返る。
このサイクルを繰り返していく。
ここから英語が少しずつ「勉強してきたもの」ではなく、自分のことばになっていきます。
中級まで来たということは、もう材料はかなり揃っています。
次に必要なのは、材料をさらに集め続けることではなく、持っている英語を使いこなすことなのかもしれません。
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