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英語を勉強していると、
「この英語、文法的に合っていますか?」
ということが気になりますよね。
もちろん、正しい英語を身につけることは大切です。
でも、中級くらいまで来たら、少しだけ視点を変えてみてほしいと思います。
それは、
「正しいか?」だけではなく、「実際にこう言うか?」
を考えることです。
この違いがわかるようになると、英語は一気に自然になっていきます
文法的に正しい=自然、ではない
たとえば、レストランで店員さんが、
May I bring your coffee now?
と言ったとします。
文法的にはもちろん正しいですし、状況によっては自然に使えます。
でも、もっと日常的には、
Would you like your coffee now?
のように言うことも多いです。
どちらが「正解」で、どちらが「間違い」という話ではありません。
大切なのは、
「この状況だったら、実際にはどんな言い方をするだろう?」
という視点を持つことです。
中級者から先では、この感覚がとても重要になってきます。
たとえば、エレベーターで誰かのためにボタンを押してあげるとき。
日本語なら、
「何階ですか?」
ですよね。
これを頭の中で日本語から英語にすると、
What floor are you going to?
などと文章を作りたくなるかもしれません。
もちろん、それでも伝わります。
でも実際には、
What floor?
あるいは
Which floor?
だけで十分なことも多いです。
英語が自然になるためには、日本語と同じ情報量を英語にしなければならない、という発想から少し離れることも大切です。
中級者になると、語彙力もかなりついてきます。
だからこそ、
「もっと高度な単語を使いたい」
「もっと複雑な文章を話したい」
と思う人も多いでしょう。
でも、ネイティブの日常会話を聞いていると、意外なほどシンプルな英語がたくさん出てきます。
たとえば、
Sounds good.
That makes sense.
It depends.
I’m not sure.
I’ll take it.
That works for me.
どれも難しい表現ではありません。
でも、こういう英語が考えなくてもスッと出てくるかどうかで、会話の自然さは大きく変わります。
中級者から先は、
難しい英語を知っていること
よりも、
よく使う英語を使いこなせること
に、もっと目を向けていいと思います。
たとえば feel という単語を知っているだけでは、会話ではなかなか使えません。
でも、
I feel like ~
How do you feel about ~?
What do you feel like doing?
のように、実際に使う形で覚えておけば、会話の中で出しやすくなります。
get も同じです。
「get=手に入れる」
だけで覚えるのではなく、
get home
get ready
get better
get some sleep
のように、よく使われる組み合わせで覚えていく。
僕は、こうした英語の「かたまり」を増やしていくことが、自然な英語への近道だと思っています。
そして、もうひとつ大切なのがアウトプットです。
自然な表現を知って、
「なるほど!」
で終わってしまうと、なかなか自分の英語にはなりません。
たとえば、
That works for me.
を覚えたなら、その日のうちに自分の場面を作ってみます。
A: Can we meet at three?
B: Sure. That works for me.
そして、できれば実際の会話でも使ってみる。
一度自分で使った英語は、ただ読んだ英語よりもずっと記憶に残ります。
知る → 使う → フィードバックをもらう → また使う。
中級者から先は、このサイクルがとても大切です。
僕自身、英語について質問を受けていると、
「AとB、どちらが正しいですか?」
と聞かれることがよくあります。
でも実際には、
「どちらも正しい。でも、この状況なら僕はAを使うかな」
ということが本当に多いんです。
言葉は数学ではありません。
相手との関係、場面、そのときの気持ちによって、自然な言い方は変わります。
だから中級から先は、
Is this correct?
だけではなく、
Is this natural?
Would people actually say this?
When would I use this?
という視点を持ってみてください。
「間違えないための英語」から、「実際に人と話すための英語」へ。
この小さな意識の変化が、中級の壁を越える大きな一歩になると思います。
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